フジヲ・ダ・ヴィンチの世界フジヲ・ダ・ヴィンチ(Fujio da Vinci, 1979年1月6日-)。自称・芸術家。
変人(Un eccentrico,ウン・エキセントリコ)などと呼ばれている。
そんな彼のスケッチをちょいちょい小出しにするコーナー。

藤尾仁志

【藤尾ブログ】直島編(8)~最終回

いよいよ、今回の旅最後の島「犬島」です。

で...、

これが「直島編」最終回です。

なんでしょうか...

こんなに長編になるとは...

相当感動したんでしょうね、僕...

読み返すと、「よく分かんないな!もっと完結に書けよ!」と、
突っ込みたくなる部分も多々あり、お付き合い頂いた皆様に感謝です。

そして、、、

この"最終回"、ずっとアップするのを忘れてました。

すみません。

あれから半年経つのか...。

そりゃ、息子も掴まり立ちを始める訳です。

では...

犬島は人口が56人(当時)、名前とは異なり猫と良く出会う小さな島でした。
僕の印象としては「猫島」でした(笑)。

印象的だったのが、近くにプロパンガスの臭いの成分を作っている島があり、
フェリーを降りるとすぐ、風向きによってガス漏れの匂いがします。
なにより、プロパンガスの匂いだけを作る工場がある事にまずびっくりでしたが。

そして、この島は「限界集落」でした。

限界集落とは、人口の50%以上が65歳以上の高齢者で社会的な共同生活が
難しくなっている集落の事だそうです。そんな定義があったとは...。
なんとなくのイメージだけで理解しているつもりでいました。

島の平均年齢は75歳(当時)です。

これには驚きました。今の70代の方はお元気な方が多いですが、
それにしてもです。だって、瀬戸内海に浮かぶ島ですからね。
隣町までちょっと歩いて買い物って分けにはいきませんからね。

特徴としては、良質の花崗岩の産地でもあり、古くは江戸城や大阪城の石垣にも
使われていたそうです。明治以降は犬島製錬所が開設され、
多いときで人口は3000人にも及んだそうです。

製錬所の閉鎖、採石業の衰退...。

製錬所跡地から繁栄と衰退がはっきりと見て取れる静かで寂しい空気が流れる場所です。

そんな場所にもあるんです!

めっちゃかっちょいいアートが!

中でも製錬所跡は鳥肌が立ちました。

いろんな感動が一気に攻めてくるので、自分でもよく分からないのですが
おだっちゃいます。

写真が使えないので、是非ネットで検索して見て欲しいです。

製錬所の圧倒的な存在感、アーティストさんのずば抜けたアイデア、
島の歴史や空気感、全て体感できる美術館でした。なんて言うか、
演劇を鑑賞した後の気持ちに似ているかも。是非行って頂きたい!

街を歩くと、空き家が目立ちます。今にも壊れてしまいそうな土壁の家が並んでいます。

正直、寂しい気持ちになります。

そんな心に時々飛び込んで来る現代アート。

ギャップがありすぎるのに、何故かグッと感じるものがあります。

ちなみに犬島のアートテーマは「限界集落の復興」だそうです。

復興...

人口が56人...

復興...

平均年齢が75歳...

復興...

...

...

これは僕個人の気持ちですが、"復興"という未来を現す言葉が、
逆に現実を想像させてしまうというか、心がギュッと締め付けられました。

という訳で、この島もいっぱい歩きました。


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製錬所で銅を生成する時に出るカスを使ったカラミレンガ。
これが幾重にも重ねられ巨大な精錬所を作っています。


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瀬戸内の柑橘の香りと潮風が通り抜ける裏道。


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唯一、島での生活を感じた場所"郵便局"


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よく見かける空き家。


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この中のいくつの瓦屋根の下に生活があるのかな~...。


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集落の一番高いところにあるお墓。


この先、誰がここを守って行くのか...。


犬島で、一番長く立ち止まってしまった場所だったかもしれません。

これで、僕の瀬戸内アートの旅は終わりです。

犬島のベンチに腰掛けて振り返ってみました。


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一番印象に残っているのは、瀬戸内でずっと北海道の事を考えていた事です。

島の匂いやアートの力が"地元愛"みたいなものをくすぐったんだと思うのですが...

あれ?

僕、18まで兵庫で育ったのになぁ...

今でも実家は兵庫にあるのになぁ...

関西弁も抜けきってないのに、気持ちは"どさんこ"になっているようです。

北海道で家族を持つ今となっては嬉しくも感じ、
ちょっと親に申し訳ない気持ちにもなりました。

ま、いいか。

地元が2つあると言う事で(笑)。

本当にお薦めです!

皆さんも是非、足を運んでみて下さい。

初めてなのに、何故か自分の古里を感じてしまうそんな場所です。

知らない土地を想像してしまったら、あなたは宇宙人かもしれません(笑)。

藤尾仁志

【藤尾ブログ】直島編(7)

事件勃発!!!

 

帰りのフェリーが定員オーバーで乗れないという最悪の事態に!!!

 

昼間、一応確認の電話を乗り場に入れたら「多分、大丈夫」って言ってたのに!

 

「多分」が付いたから、嘘はついてないけど~!!!

 

そういえば、豊島行きフェリーの乗務員さんが言ってました。

 

皆さん、これは本当に参考にして欲しいです。

 

豊島など小さい島を回るフェリーは、乗務員さんが移動中いろんなお話をしてくれます。

 

一番印象に残ったのは「夏休みは来ないほうがいい!」という言葉。

 

観光客相手に商売している人が、普通そんな事言います!?

 

でも、これ本心みたいです。

 

夏にも芸術祭は行われているのですが、観光客の人数が多過ぎてフェリーに乗れないそうです。

つまり、予定通りに全く旅が出来ない。

作品を見るのにも待ち時間がでるし、人気のご飯を食べる場所では朝一で整理券なくなってしまったり...、とにかく大変みたいです。

お客さんの顔がみんな怖かった、ともおっしゃってました(笑)。

 

出来ればそういうシーズンはずらしたほうがいいと、親身になって強く訴えていました。

 

でも...

 

今日!普通にド平日やっちゅうねん!(笑)

 

ただ一度、本州まで違うフェリーに乗って、かなりの遠回りをすれば高松に戻れるとの事。

 

めんどくさ~!

 

テンションさがるわ~!

 

と、思っていると、港でボーっとしていた島のおじさんがボソッと僕に言いました。

 

「船チャーターしたらええのに...」

 

船チャーターって何を言ってんねん!

 

いくらかかるねん!

 

と、言いかけたそのとき、

 

「人集めて乗ったら、安いで~。」

 

と、なにやら期待できそうな一言を...

 

「10人乗りで、1万3千円やで~。」

 

まじで!?割ったら、フェリーの運賃とかわらんやん!

 

僕は周りにいた同じ境遇の方に声をかけ、事情を話して船をチャーター。

 

半信半疑でしたが、30分後ほんまにきました!チャーター便が!

 

そのおじさんの奇跡的な小声のアドバイスで、危機回避。

 

ありがとう、おじさん!

 

でも、船が小さいから、客席の場所...

 

 

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外~~~~!!!!!!!!!!!

 

さむ~!!!!!!!!!

 

ある意味、最高の思い出となりました。

 

あ、そうそう、一緒に乗った10人の中に豊島の20代男性がいました。高松にいる彼女と一ヶ月ぶりに会う為、

仕事終わりに慌ててフェリー乗り場に行ったのですが乗れなかったそうです。

 

島の人の生活の足でもあるフェリー。

なんかいろいろ考える所がありました。なのでその方にこんな質問をしてみました。

 

「こうやってアートを見に沢山の人が来る事をあまり良く思ってない方も多いのですか?」と。

 

そうしたら、

 

「最初は戸惑っている方もいましたが、だんだん慣れてきて商売を始める人が出て来たり、

 

僕も豊島美術館が大好きで、出来た当時は暇さえあれば通ってました。一日中いる事もありました。」

 

と、丁寧に答えてくれました。

 

他にも沢山お話を聞かせてくれましたが、一番印象に残った言葉がありました。

 

「今の所はお客さんのマナーが非常に良く助けられているけど、島の姿はず~とこのままであって欲しい。」

 

また、北海道の事を考えていました。

 

 

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豊島の夕日も綺麗でした。

 

 

 

 

藤尾仁志

【藤尾ブログ】直島編(6)

さて、さて、さて、

 

「豊島(てしま)」と「犬島」の話に戻します。

 

まずは、豊島から。

 

ここは、本当に自然の美しい島でした。島の周囲が20キロ、人口1,000人程、小学校と中学校が一つずつ。

戦後は漁業が非常に盛んだったそうです。


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のどかな海。


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山ときれいな空。


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爽快な菜の花。


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どこか懐かしい町並み。

 

こんな場所に、沢山の現代アートが散りばめられています。

 

それは、「遠い記憶」という作品の前での出来事でした。

 

その作品は閉校した木造平屋建ての小学校をそのまま使った作品でした。

 

建物の真ん中を大きなトンネルが貫通しています。

そのトンネルは島中から集められた扉や窓枠など、島の住人が生活の中で使っていた廃材を幾重にも重ねた作りになっています。

昔その窓からどんな景色を眺めていたのか...、そんな想像もかき立てられます。

校庭に立ち校舎を見ると、貫通した校舎の裏が見えます。

そこは、畑になっています。校舎裏の畑から見ると、

トンネンルの先に一件の民家が見えます。

その家は、豊島では実に17年振りに赤ちゃんが産まれたお宅なんだそうです。

 

畑=過去

 

島に久しぶりに誕生した命=未来

 

そんな事なのでしょうか。

 

その場所にいたスタッフさんに尋ねました。

 

「その子はいくつになっているんですか?」

 

そのスタッフさんは、どうやらそこまでは分からなかったようでした。

 

すると、そこにカブに乗った男性がふら~と僕の横にやって来て、カブを止めました。

 

地元のおじさんでした。年齢は65歳くらいかな~。

 

その方に同じ質問をしました。即答でした。

 

「小学2年生。」

 

島は小さいので周りの家の事はみんなよく知っているようです。その子のこれまでの事なども教えてくれました。

 

グッとその作品に深みが出ました。

 

島の未来が元気に育っていくようでした。

 

さらにそのおじさん、今はアート作品となってしまったその学校に通っていた事を教えてくれました。

 

作品に体温を感じました。

 

島には中学までしかなく、高校はフェリーで小豆島の学校に通うそうです。その後は、みんな外に出てしまうそうです。

 

17年振りの赤ちゃん...。その意味がまた深く感じられました。

 

他にも、いろいろお話を聞きました。

 

「遠い記憶」は勿論、近くにある他の作品等も島の人達がアーティストと一緒になって作ったそうです。最初は戸惑いも

あったそうですが、そのうちそれが楽しみになっていったそうです。

 

目の前にあるアートは作者の意図を越え手伝った島の人達のシンボルでもあるんだろうな~、そんな気持ちになりました。

 

島に溶け込む現代アート。

 

 

 

また北海道の事を考えていました...。

 

 

 

なんて浸っていると事件勃発!!!

 

 

 

続きは次週。


藤尾仁志

【藤尾ブログ】直島編(5)

今回の旅は、高松を拠点に「直島」「豊島(てしま)」「犬島」を巡りました。

高松と言えば、香川県の県庁所在地。

香川と言えば、讃岐うどん。

うどんと言えば、事務所の先輩・TEAM NACSの森崎博之さん。

優しい先輩は、事前に美味しいお店を教えてくれていました。

という事で、アートから一度離れ美味しかった思い出を書きたいと思います。

まずは森崎さんお薦めの骨付き鶏のお店「一鶴」に行ってみました。

こ!れ!が!

めっさ美味い!!!

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こんな風にドンッ!と骨付きの足が付け合わせのキャベツと一緒に出てきます。
注文の仕方も独特で、同じ骨付き鶏でも"若鶏"と"親鶏"が選べます。
僕は、肉質が柔らかいという"若鶏"を注文。
香ばしさ、塩っ気の強い濃い味付け、ビールを樽ごと飲みたくなるような止まらない美味さ!

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一瞬で完食!

そして、腹一杯!

これは森崎さんに報告しなければと、写真と一緒にお礼のメールをしました。

すると返信がありました。

「それ、親鶏か?」

僕は返しました。

「いえ、子供です」

また返信がありました。

「ばかやろう!一鶴は親鶏だって言っただろ!もう一羽食え!」

そういえば、そんな事言ってたかも(汗)。

でも、腹いっぱい...

で、


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"親鶏"も注文...

するしかないですよね...

一口食べました。

!!!

ウマ過ぎ!!!

歯ごたえがしっかりあって、地鶏を食べているような味わい!!!

さすが、森崎さん!!!

「これを食わずして何を食う」って感じでした。

美味しさの感想と、もう食べ過ぎで辛い事をメールしました。

するとまた返信がありました。

「そこ鶏飯もうまいぞ!」

さすがに無理でした(笑)。

ホテルに帰ろうと歩いていると"鶴丸"といううどん屋を発見!

確かここは森崎さんが「カレーうどんがうまい」と、教えてくれていたお店。

食べたい!!でもさっき、鶏飯食べなかったからな~。

ここでカレーうどん食べたら、「食えるんだったら、一鶴に戻って鶏飯食え!」とかリーダーに言われそうだしな~。

という事で...


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森崎さんには報告せずに食べました!(笑)


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バカうま!!!

一瞬でぺろり。

これだったら鶏飯食えたかも...(笑)。

森崎さん、すみませんでした。

そして、美味しい情報と遠隔地からの"おいじり"ありがとうございました。

藤尾仁志

【藤尾旅行記】直島編(4)

直島に到着して...。


下船した芸術祭のお客さんは、フェリー乗り場直結のバス乗り場に一気になだれ込みます。
町営のバスが島を定期的に周回していて、皆さん自分で立てたプランの目的地に向って一目散。
というのも、お客さんが多いと待ち時間が発生する作品や、一日のうちに他の島を巡る方もいるからだそうです。


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フェリー乗り場の写真を1枚。

のどかな島でしょ?

実はこの周りにもかわいらしいアートの数々が、ベンチとして、公園のオブジェとして、当たり前のように点在しています。


さて、ここで


「直島とは何ぞや!?」


それを簡単にご説明しておきます。


福武總一郎さんというベネッセの会長さんが、直島から見る瀬戸内の穏やかで美しい風景に感動され、
人が「よく生きる」とは何かを考える場所にしたいと、アートを通じて感じてもらえるプロジェクトを
1989年から展開している島なんだそうです。


あと、そこには社会貢献という視点もあって、アートと島が共に成長し続けていける関係作りも大きな目的なんだそうです。

(例えば、プロジェクトの舞台の一つでもある"犬島"という場所は限界集落でもあります。島の住人の平均年齢は75歳だそうです。)


建築家、安藤忠雄さんの圧倒的な建築でのパフォーマンス。


瀬戸内の自然を損なわないように地中に作られた地中美術館。


地中という環境や安藤さんの建築をフルに活かした、言葉を失う程の圧倒的な作品達。


名立たるアーティストがそれぞれの表現で手がけた沢山の古民家が点在する「家プロジェクト」。


福武さんが心動かされ、沢山のアーティストがその思いと、

自分達の感性で表現した作品が自然や町並みに溶け込む島、直島。


そんな島を、とにかくいっぱい歩きました。


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なんとなく、自分の実家の周辺とも似ている西の田舎の風景。


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古くからの石造りの用水路もあって、


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焼いた杉板と瓦葺きの家が軒を連ね、サクラが綺麗な町。


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軒先の暖簾でアートを楽しむ民家が沢山あり、


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地元の方が世間話をしようと、たまたま自転車を止めた角がかっこよかったり、


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花壇を、


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アートとして楽しむ民家があったり、


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一輪の花で季節を楽しむ民家があったり、


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野良猫も、


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桜の花びらを集めてみたり、


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漁船がちょっとかっこよかったり、


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うどんと、近海であがったイイダコ(左奥)の天ぷらがうまかったり、


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夕暮れがなんとも穏やかな島でした。



作品にというより、こういった元々の町並みや住んでいる方々の一部もアートに参加している町作りの"輪"に心を動かされている自分がいました。


そのうち不思議な事に途中からは、ずっと北海道の事を考えていました...。


「北海道の良さってなんだろう...。」


そんな二日目でした。


藤尾仁志

【藤尾旅行記】直島編(3)

さて、旅は二日目を迎えます。


寝坊する事もなく、なにより前日の嫌なムードを引きずる事もなく、
朝一の讃岐うどんにテンションマックスで向ったフェリー乗り場。


そこには直島だけではなく、瀬戸内の島々にアートを求めて集う沢山お客さんで賑わっていました。


勿論、生活の足としてかかせないフェリーですから、島の住民の方や、

島に仕事に向う人達、そんな朝の通勤としてのフェリー乗り場としての姿もありました。


ちなみに、直島以外にも瀬戸内には沢山の島があり、それぞれの島でアートが楽しめるのです。


さらに、僕が訪れたのは「瀬戸内芸術祭2013春の部」の開催期間中で、
瀬戸内がアートで活気ずく時でもありました。


どうです?


瀬戸内のイメージ変わりませんか?


事前の情報と合わせて、僕もそんな気持ちでした。

潮の香りを感じながら、フェリー乗り場で直島までの往復チケットを購入。

この日は直島で一泊の予定だったのですが、次の日でも復路のチケットは有効という事で割安な往復チケットにしました。

売り場の方がちゃんと聞かなくても教えてくれました。


優しい!


さぁ!いよいよフェリーに乗り込もうと船着き場に到着。


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すると、ずら~っと長い長蛇の行列が。

めっちゃ直島人気あるやん!

しかも、今日ド平日やっちゅうねん!

その様子にさらにわくわく。


フェリーに乗り込むと、大きな客室に瀬戸内芸術祭の説明カウンターが設けてあり、何でも分からない事は答えてくれます。

さすが島々を巡る祭り。船にまで案内所とは行き届いている。

甲板に出てみると、潮風が非日常へと旅立つ雰囲気を盛り上げてくれます...


てか!寒!!

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自然の冷風に顔が引きつっています。


あと、僕の後ろを見て下さい。一人旅の方が海を眺めています。しかも女性!驚くことに、一人旅が多い!


かと言って、話しかけたりする社交性など全くありませんが...。


船に揺られる事1時間。


ついに!

パソコンの液晶画面だけで拝見していた"直島"に到着。


フェリーからは観光客以外にも、街のコンビニに荷物を届けに来たトラックや、医療系のトラックとかが降りていきます。


もともとはその為にあるフェリーなんだと思うと、近年の島の移り変わりを感じる事ができます。


アートが根付いた今では、現代美術で心を刺激したい人達のわくわくも運んでいる、そんな事が垣間見える到着でした。


ようやく直島に到着したところで!


続きはまた来週!



※本日6/27(木)深夜24:30~、青山ワンセグ開発に河野くんが生放送に出演します!
 是非見ていただき、そして投票もお願いいたします!!

藤尾仁志

【藤尾旅行記】直島編(2)

無事に関西国際空港に着き、何故かまず、

 

「16年前、この空港から北海道大学を受験しに旅立ったな~。」なんて、

中退してしまう大学に真剣に受かりたかった当時の気持ちを、

何故か思い出してしまうのでした。

 

テンションが雪崩の様に崩れていくのがわかりました...。

 

我が息子が旧帝国大学に入学し、勝手に中退してしまったら...。

 

 

 

『息子でき やっと分かる 親心...』

 

 

 

ちびまる子ちゃんの友蔵じいさんに哀愁たっぷりにいつか詠んでもらいたいものです。

 

さて、無事に関西空港に着いて

息子と別れた寂しさを引きずる自分にびっくりしながらも気持ちを切り替え、いざリムジンバスで高松へ!

 

3時間半で到着!!!

 

 

 

のはずが...

 

その日はたまたま四国の高速道路が通行止め。

徳島から下道を通って高松まで移動するはめに。

 

到着したのが夜の11時前...

 

11時前!?!?

 

直島は次の日からだから、まぁ、いっか!とフェリー乗り場の近くにとった今回の旅の拠点となるビジネスホテルに移動。

 

旅を安くあげようと一泊3千円のところを事前予約。

 

「なんて上手な旅!」

 

「素晴らしい俺の準備力!」

 

なんて、その段取りに胸を踊らせホテルに着くと、そこにはおじいさんが一人。

 

最初に言われたのが、

 

「お風呂が12時までなので早く入って下さい。」

 

「あ、僕、朝入るので大丈夫です。」

 

「うち、朝入れないんです。夜だけなんです。」

 

「え?そんなホテルあります???」

 

「うちはそうなんです。」

 

朝にシャワーだけでも浴びたい僕にとって、このショックはかなりなもの。

気持ち"どよ~ん""腹ぺこり~ん"でしたが、

 

12時に間に合うようにまずは風呂へ。

 

風呂からあがり、時間は12時前でしたが、なにか高松らしいものでも食べて

明日に備えようと、フロントのおじいさんに近くにいい店がないか尋ねてみる。

 

 

 

すると...

 

 

 

「うち、門限12時なんで、近くのコンビニの買い出しくらいなら待ってますよ。」

 

 

 

...?

 

 

 

...??

 

 

 

...???

 

 

 

え~!!!!!!

 

 

 

門限あるの!?!?!?!?

 

 

 

初日に唯一味わえそうな地元感、、、地元飯まで無理!?!?!?!?

 

 

 

ま~じ~か~!

 

 

 

風呂の指示の前に門限の話をしてくれよ~!

 

 

 

絶望とはあの瞬間の事を言うのだと思います。

 

ウキウキしてただけに落差がでかい。

 

ただ、門限まであるとなると翌日以降のスケジュールにも変更が強いられます...。

 

この悪のスパイラル、初日になんとか断ち切らなければ...

 

僕は鬼の決断を下しました。

 

 

 

そのホテルでの残り2泊をその場でキャンセル!

 

そして10分後、ホテルの部屋でコンビニで買った酎ハイと、おつまみをほおばりつつ、新しい宿を必死でネット検索。

 

ところが...

 

3千円で急遽泊まれる部屋なんて高松という県庁所在地にあるわけがない...

 

結局、一泊倍以上の出費。

 

うん、

 

うん、

 

うん、

 

これで、これで、これで、大丈夫!明日はきっといい日になるはず!

 

目覚ましを少し早めに合わせ、旅の高揚感など何処にいったか、その日は心を無にして寝るのでした。

 

 

 

翌朝いよいよ旅の二日目を迎えますが、続きはまた来週。

 

 

 

藤尾仁志でした。

藤尾仁志

【藤尾旅行記】直島編(1)

お久しぶりです。

 

フジヲ・ダ・ヴィンチ改め、藤尾仁志です。

 

各方面から「フジヲ・ダ・ヴィンチってイチイチ呼ぶの、めんどくさい!」

 

という、オブラートの欠片もない真っすぐなご指摘を多数頂戴しまして、

その都度「フジヲ・ダ・ヴィンチは僕じゃないです!」と弁明するのも、

 

『めんどくさい!』

 

と思うようになり、北の志茂田景樹さん(?)は卒業することにしました。

 

決めてしまえば、意外とあっさりでした(笑)。

 

 

 

さて、そんな藤尾がこの春、旅に出ました。

 

このブログでは、約10回に分けて、

 

あの日、あの時、あの場所で感じたことを、綴っていきます。

 

どうぞお付き合いくださいませ。

 

 

 

2013410日(水)。

 

 

 

行き先は、瀬戸内海に浮かぶ芸術の島、"直島"。

 

 

 

そもそも、直島を知るきっかけとなったのは、社長の一言でした。

 

「アートの島があるから行っておいで!勉強になると思うよ!」

 

社長、僕のアートな部分には積極的に興味を持ってくれています。

本当に有り難い事ですが、事務所にオクラホマとして所属し十数年。

積極的に興味を持って頂けるのは初めての経験です(笑)。

ま、これが始まりでした。

 

 

 

それからいろいろ調べてみると、まぁ、素敵な島だこと!

 

島全体にアートが散りばめられ、島と現代美術が共存しながらも、尚かつ!

 

観光客の人数が、今ものすごく増えている場所。

 

沢山の人がお金を出して、アートの為にわざわざフェリーに乗って、

小さな島に集まるって凄くないですか?

 

 

 

「何故、人の心をそこまで揺さぶるのか」

 

 

 

その空気を感じてみたい欲求がパンパンになり、思い切って直島へ行ってみる事にしました。

子供が産まれたばかりというのに一人旅。

寂しい気持ちを押し殺し、いざ新千歳空港から出発。

 

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息子と数日間会えない寂しさを表情に滲ませつつ、Peachの飛行機に乗り込むのでした。

 

※やっぱりLCCは安い!

北海道から行かれる方は早めの予約で、Peachで関西国際空港まで。

そこから高松駅までリムジンバスで行くとめっちゃ安いですよ!

 

 

 

無事に関西国際空港に着くことができたのか!?

 

 

 

続きはまた、来週。

 

 

 

フジヲ・ダ・ヴィンチ改め、藤尾仁志でした。

藤尾仁志

秘密のアトリエ、無事終了しましダ。

フジヲ・ダ・ヴィンチです。

秘密のアトリエ、先日10日に無事終了しましダ。

沢山の来場者に、私の知人でもあるキング・オブ・凡人、藤尾仁志も大変感謝しておりましダ。

最終日に挨拶に伺いましダが、皆さんとのダ・ヴィンチじゃんけん、ダいへんダのしかったダす。

記念写真でのダ・ヴィンチポーズも皆さんお上手で、ミスター凡人、藤尾仁志も『広まるといいね!』と、喜んでいましダ。

凡人の超人、藤尾仁志が特に言っていたのは
『こんなバカバカしいイベントに全面協力していただいた、大丸藤井セントラルさん、サクラクレパスさん、本当にありがとうございました!恐縮の極みです!』

と、凡人らしい、素直な感謝の気持ちを述べていましダ。

会場に来ていただいた皆様がダ・ヴィンチです。

名前の下にダ・ヴィンチを名乗ってよろしくてよ!

本当にありがダや!


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藤尾仁志

秘密のアトリエ~ライブペインティングレポート

さて、ダ・ヴィンチ大先生のレポートをさせて頂きたいと思います。

「皆様の温かい応援と大丸藤井セントラルさんの力強い後押しのお陰で、
無事ライブペイティングを終える事ができました。」

と、ダ・ヴィンチ先生から伝え聞いております。


会場レポートです。

まず、開店と同時に3階に到着すると、ご覧の様なお出迎えです。

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セントラルさんがご用意してくれました。

なんて、お気遣い!

ダ・ヴィンチ!ダ・イコウフン!

そして、この足跡をたどっていくと、ダ・ヴィンチ先生が...

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寝てます。

今回はいつも制作をされている藤尾の部屋を再現と言う事で、
部屋 で起きるところからからスタート。

ダ・ヴィンチ先生、お客さん入って来ても本当に寝ていたそうです。

ダ・ヴィンチ!ダ・イタン!

そして、目覚まし時計が鳴り起床。

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制作開始。

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人前でなかなか集中出来ず、午前中はかなり不安だったそうです。

ダ・ヴィンチ!ダ・メ!

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でも、気合いで描く!

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体延ばして描く!

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栄養補給して描く!

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でも、行き詰まる!

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お客さんと遊んで、気分転換!

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会長の『フジヲ・ダ・ピンチ』と書かれたいじりどころ満載のメッセージに元気をもらう!

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ただひたすら描く!描く!描く!

後ろを振り返る事なく、2、3時間...

ついに完成して振り返ると、フロアーいっぱいのお客さん!

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大きな拍手!

ダ・ヴィンチ!ダ・イカンゲキ!

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完成した作品『窓』を、なんとか無事にお披露目出来ました。

いつも強気の先生もこの時ばかりは、ホッとしてへろへろになってました。

先生めっちゃ、喜んでました。

会場にお越し頂いた皆様本当にありがとうございました。

知り合い代表としてお礼申し上げます。

10日まで展示会は開催中。


以下、ダ・ビンチ先生による作品解説です。

この「窓」と言う作品は三笠の炭坑後に残る廃墟の窓から見た風景ダ。

そこには、大きめの木が二本ありましダ。

多分、昔からそこに立っていダのでしょう。

錆び付いた滑車やむき出しのコンクリート、木々もうっそうと生い茂り、

何キロにも及ぶ炭坑はコンクリートで埋め固められ昔の活気は見る影もありませんでしダ。

調べると、当時は駅もあり、歓楽街もあり、人で溢れ返っていたそうダす。

そんな明治から昭和中期まで続いた勢いが終わるなどと、

当時の人は思っていダでしょうか?

そう考えると"自分の今"、"札幌の今"もずっと続かないのかもしれない...

そんな思いにもなりましダ。

移り変わる時代の中で、炭坑夫がいろんな思いを抱えながら見ていダであろう景色。

同じものを見ながら、廃墟に立っている私、ダ・ヴィンチ。

何故かその不気味な佇まいとは真逆の"安心感"を覚えましダ。

多分、朽ち果てた建物に、そこで一生懸命に生きた人を感じたんダと思います。

そんな、事を想像させてくれた景色が「窓」...ダ!


...、そんな絵みたいです(笑)。